日時 |
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2012年10月14日(日曜日) |
場所 |
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阿字ヶ浦海水浴場(茨城県ひたちなか市) |
天候 |
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曇り(最高気温20.5度・最低気温10.8度) |
来場者数 |
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1,000名 |
主催 |
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阿字ヶ浦・磯崎里浜づくり実行委員会 |
後援・共催 |
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ひたちなか市、市教育委員会、市商工会議所(青年部)、NPO法人日本ビーチ文化振興協会、
一般財団法人みなと総合研究財団、阿字ヶ浦自治会、磯崎自治会、観光協会阿字ヶ浦支部、
阿字ヶ浦旅館組合、阿字ヶ浦第一旅館組合、阿字ヶ浦観光海の家協同組合、
阿字ヶ浦北浜田海の家協同組合、阿字ヶ浦子供連合、市観光協会、那珂湊相撲連盟、
茨城県バレーボール協会、茨城県ビーチバレー連盟、iBC、光海の家協同組合、
磯崎漁業協同組合、NPOグリーンピュア、国営ひたち海浜公園 他(順不同) |
今回の講師陣 |
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ビーチバレー 朝日健太郎
ビーチ相撲 元北桜関(小野川親方)、田島大一郎、相山拓也(現役幕下力士)
ビーチヨガ 健康体操マイペース林真理子
ビーサン跳ばし ビーサン協会岩井信之
ビーチフラッグス ライフセーバー遊佐雅美 |
好天に恵まれた秋空の下、阿字ヶ浦海岸の会場では、早朝から来場者が受付に並び、イベントを楽しみにしていた様子でした。肌寒い朝となりましたが、参加者全員で砂浜を歩き、ゴミバスター(ゴミ拾い)の時間になると、参加者は額に汗をにじませながら袋一杯になるまでゴミを拾い集め、イベントはスタートいたしました。
一般参加型の4人制「BLJカップ」は、14チームのエントリーがあり、およそ100名の参加者となりました。ロンドンオリンピックに出場した朝日健太郎理事は、飛び入りで各チームに参加し、試合での豪快なスパイクを決めるなど会場中が魅了される場面も多々あり、観戦している方も大いに盛り上がりました。また別コートでは子ども対象のビーチバレースクールも行われ、オリンピアンからの直接指導という体験に、夢を与える貴重な機会として、思う存分体感してもらう事が出来ました。今後阿字ヶ浦からビーチバレー選手になりたいという夢を持つ子どもたちが創出することを願いたいと思います。
「ビーチヨガ」は毎年多くの方が参加されている人気プログラムのひとつです。海を眺め、波の音を聞きながら全身を解放し脱力する様子はとても心地よく、参加者は清々しい時間を過ごしていました。また、ヨガというのは無理に体を伸ばすというものではなく、自分と人とを比べずにマイペースで行うことが大切だ、ということを学びました。夕方には雨もポツリポツリと降って来たので実施が危ぶまれましたが、いざ始まると最後まで天気ももちこし、一日の疲れを癒す素敵なプログラムとなりました。ヨガ終了後には、ヨガシートの周囲をランタンで囲み、幻想的な光がとても魅力的な空間となりました。普段ではなかなか味わえないビーチヨガはお薦めです。
「ビーサン跳ばし」は、開始前から多くの子供たちが集まり、大人気の様子が伺えました。片足を振り上げ跳んでいくビーチサンダルの結果に、子ども達は大はしゃぎで、好記録が続出しました。また大人参加者の中には愛知大会の優勝者も参加され、黄金の右足から放たれたビーチサンダルは飛距離を伸ばしながら遠くに落ちていったのはさすがの貫録で、優勝連覇しました。
「ビーチフラッグス」は、開始前から練習をしている子どもたちも多く見かけられ、スタートラインに立つと真剣な顔つきで、フラッグめがけて走り出す表情はキラキラと輝いていました。また朝日理事もチャレンジしましたが、子ども達の素早い立ち上がりに圧倒され、惜しくも勝つことが出来ませんでした。単純な競技ではありますが、瞬発力と判断力が重要なゲームで白熱のレースとなりました。
毎年参加者だけでなく見ている人も楽しませる「ビーチ相撲」は、今年も多くの来場者が土俵の周りに集まり熱い声援を送っていました。例年講師を努める元北桜関に子供たちは思いっきり立ち向かっていきますが、ピクリとも動かない光景に周囲からは笑いがこぼれ、最後には投げ飛ばされていました。ただ砂の上なのでけがの心配は無く、大人も心配なくほほえましい光景です。土俵に入る前の挨拶と取り組み後の挨拶は基本となりますが、年々身についてきたようです。この習慣を日常生活でも自然とでるように、今後も挨拶の大切さを伝えていけたらと思います。また大人同士の取り組みでは、白熱な取り組みとなり、勝負が決まると緊張感から大きな歓声となり、大変盛り上がりました。普段、体を鍛えている方だけではないので、翌日からの筋肉痛が心配です。それでも童心に帰る瞬間は大切なことである、と実感いたします。これも「はだしになる」「自然に帰る」ということから日頃の生活を一変できる機会ではないでしょうか。
また、地元での初の試みである「ドッグラン」は、廻りを柵で囲みその中で力いっぱい走り回る犬は目がキラキラしていました。躾けもきちんとされているペットが多く、心配された排尿、排便の世話もきちんとされていました。見ている子ども達も大喜びで犬に触れ合ったり、飼い主同士の情報交換の場ともなり、今後のビーチ活用に期待できる機会となりました。
その他、「宝探し」「ビーチライブ」「フラ・タヒチアンダンス披露」「花火大会」など盛りだくさんでしたが、残念だったのは、夕方の花火大会。なかなか観る事ができない直近での花火打ち上げでしたが、参加者はほとんど帰ってしまい、スタッフ間の貸し切りとなってしまいました。秋の海での花火というのは素晴らしい企画なので、今後は、別のイベントとして開催することを期待いたします。
また、昨年「海辺を守ろう!運動」では、「エコキャップ回収」で集まったキャップをリサイクルしたエコベンチを、2台、日頃より阿字ヶ浦海岸の活用に多大なるご協力をいただいている衆議院議員 梶山弘志様に寄贈させて頂きましたが、この度、設置場所をこの会場である阿字ヶ浦海岸に決定したため、梶山先生から阿字ヶ浦・磯崎里浜づくり実行委員会へ有効活用頂くための贈呈式を行いました。今後は、このエコベンチは海岸に増えて、憩いの場となるよう祈念します。
本イベントも今年で7回目を迎えることとなり、阿字ヶ浦・磯崎里浜づくり実行委員会の一大イベントとして定着しました。昨年は震災の影響もあり、思うように実施出来なかったこともあり、今回は盛りだくさんのプログラムで展開いたしました。放射線セシウムの心配や風評被害から海辺離れが深刻になっている地域も多い中、阿字ヶ浦海岸には多くの来場者が集まり、波と戯れている子どもや裸足になって砂浜で追いかけっこをする光景を見ると、自然への恩恵や裸足になる機会が最も必要な世情であることを確信いたします。
各人の判断もありますが、ぜひ、このような自然なビーチを再確認し、活用することを前向きに検討することを継続していただきたい、そう願います。
レポート:清田真珠美
■各種目別 参加人数
【4人制ビーチバレー大会 BLJ CUP】
参加チーム 14チーム
1グループ 優勝:落松(オチマツ) 2位:青年(セイネン) 3位:よんぎょん 4位:FANTASISTA
2グループ 優勝:少年 2位:B.B 3位:そばよし水戸店・鴨南そば 4位:チームWAVE
3グループ 優勝:SHINES 2位:ふぁん太 3位:victory 4位:筑西とんつライオンズ
4グループ 優勝:平静にJUMP 2位:あつこ 3位:ひろなかチーム 4位:しばたチーム
【ビーチヨガ】
10:00〜 60名
15:30〜 40名
【ビーサン跳ばし】
10:30〜 70名
13:30〜 50名
【ビーチフラッグス】
11:00〜 60名
14:15〜 30名
【ビーチ相撲】
11:45〜 50名
15:00〜 40名
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