【日 時】 2013年9月29日(日)8:00〜16:00
【会 場】 阿字ヶ浦海水浴場(茨城県ひたちなか市)
【天 候】 晴れ(最高気温24℃、最低気温15℃)
【主 催】 阿字ヶ浦・磯崎里浜づくり実行委員会
【後援・協力】
ひたちなか市、市教育委員会、市商工会議所(青年部)、
阿字ヶ浦自治会、磯崎自治会、観光協会阿字ヶ浦支部、阿字ヶ浦旅館組合、阿字ヶ浦第一旅館組合、
阿字ヶ浦海の家協同組合、阿字ヶ浦北浜田海の家協同組合、阿字ヶ浦子供連合、市観光協会、
那珂湊相撲連盟、茨城県バレーボール協会、茨城県ビーチバレー連盟、iBC、光海の家協同組合、
磯崎漁業協同組合、NPOグリーンピュアー、一般財団法人みなと総合研究財団、国営ひたち海浜公、
NPO法人日本ビーチ文化振興協会、ビーチライフネットワーク(ビーサン協会、チーム遊佐)(順不同)
【総動員数】 2450人
【総 括】
秋らしい涼しさと夏を惜しむ太陽の日差しを感じながら、『ビーチライフふれあいフェスティバルin阿字ヶ浦2013』(主催:阿字ヶ浦・磯崎里浜づくり実行委員会 )は開催されました。今回のイベント趣旨は、こども達に海辺の素晴らしさ、楽しさを体感してもらおう!ということをコンセプトに実施することとなり、海辺が側にない地域の山のこども達に声を掛け、浜の地元のこども達との交流をテーマに「ビーチちびっこ運動会」をプログラムの中心に企画し、阿字ヶ浦海岸に集合いたしました。
プログラムは、こどもみなと見学会、出店、ビーチフラッグス、ビーサン跳ばし、ビーチバレー体験、ビーチちびっこ運動会、ドッグランとイベントが盛りだくさんとなり、2450名の来場者で賑やかになりました。
『ステージイベント』では、阿字ヶ浦中学校の吹奏楽部が演奏を行い、管楽器から流れる素敵な音色がビーチをより賑やかにし、子ども達によるダンスも披露され、華麗な衣装を身にまとい、堂々と踊る子ども達は、躍動的で大変凛々しくとてもチャーミングで保護者含む来場者を魅了しました。
また、常陸国大子連による「よさこい」も初登場となり、ステージもより一層賑やかになりました。
式典には、主催である阿字ヶ浦・磯崎里浜づくり実行委員会 会長 黒澤一様のご挨拶から、続いて国土交通省副大臣 梶山弘志様、ひたちなか市長本間源基様がご臨席いただき、ご挨拶を頂戴しました。
まずは、「みんなの海辺、みんなで綺麗にしよう!」という掛け声から、会場の皆様が一斉に海岸のゴミ拾いからスタート致しました。漂着する小枝や石ころが多いのですが、なかには花火の燃えカスやたばこのフィルターも多く落ちています。はだしになる環境を子ども達の目によって確認し、清掃する習慣は大切なことと促進しています。
いよいよプログラム開始、まずは『ビーサン跳ばし』です。
各地で人気の『ビーサン跳ばし』は開始を知らせるアナウンスが入ると、子ども達が走って会場までやってきます。年に1度の楽しみとして定着し、ビーサン協会会長ガンちゃん(岩井信之氏)は子ども達にとても愛されていることを実感しました。1番遠くに跳んだ人だけが景品を手にするということもあって、みんな張り切ってビーサンを秋の空高くに跳ばしていました。
『ビーチバレー体験会』では、当協会理事長の朝日健太郎(元ビーチバレー北京、ロンドン五輪出場)と、現役ビーチバレー選手の森岡大海選手が講師としてスクールを行いました。 練習ではボールを等間隔に置いてジャンプしたり、手を地面についてお腹を上に向け、お腹の上にボールを乗せて運ぶ体幹運動など行われました。また基礎練習として、レシーブやトスの練習を行い、講師が見本を見せながら直接指導しますが、アスリートからのスパイクを受ける参加者は、そのスピードに驚き、感激していました。
次に、大人と子どもを混ぜたチームをつくり、アスリートと対決するビーチバレーゲームを楽しんでいました。
ライフセーバーが人命を守るための瞬発力を高める為に生れた競技でもある『ビーチフラッグス』は、闘志があらわになる種目です。20m先のホースをめがけて走えい取りに行く単純な競技ですが、瞬発力と判断力が問われる競技です。スタート位置に寝ころび合図の笛の音と同時に素早く起き上がり、ホース目がけて走ります。砂浜で行うため、転んでもダイブしても痛くはありません。子ども達もかっこよく、ホースめがけてダイブしている姿に、見ていた大人は驚かされていました。また、ビーチフラッグス世界・日本チャンピオンの遊佐雅美選手にチャレンジするデモンストレーションでは、5人の子ども達と対戦しましたが、さすがはチャンピオン、あっという間に振り返りホースがある場所まで走り抜け、こども達の息をのむスピードに尊敬の眼が集中しました。
今回の目玉である『ビーチちびっこ運動会』では、エントリーしたこども達をランダムに紅白チームも分け、ビーチ綱引き、ビーチドッジボール、ビーチ追いかけ玉入れ、ビーチリレー・台風の目の4種目を競います。今回は、浜のこども達と山のこども達を混合させて行うので100名を超える参加者が想定され、子ども会の方々と事前に何度も調整をおこない、楽しく交流がもてるようにするため入念に準備を重ねてきました。
最初の種目は『ビーチ綱引き』。 地元では大変ポピュラーな競技として親しまれているようで、子ども達はルールも良く把握していました。低学年、高学年と分けて勝敗を競いましたが、高学年の番になると体格も違うため迫力がさらに増し、見ている低学年の子どもたちは大きな声で、お兄さん、お姉さんたちを応援し、会場は大興奮となりました。
『ビーチドッジボール』は大人気の競技。ボールを上手くよけながら逃げる子や、外野にボールを回して当てにいく戦術など、普段からドッジボールを楽しんでいることが感じられました。しかし、ビーチでおこなうドッヂボールは踏ん張りがきかず、ボールがうまく投げることができなかったり、手から転げてしまうシーンも多々あります。これもビーチ環境の良さで、風、足場の不安定さでいつも強い子どもが当てられてしまったり、苦手な子が勝ちとったりと、面白い展開となります。
『ビーチ追いかけ玉入れ』では、紅組チームリーダーの朝日健太郎と、白組チームリーダーの遊佐雅美が籠を背負って、投げ込まれるボールから逃げ回りました。背の高い朝日に対して、体格差で弱点となっている遊佐雅美は瞬発力で勝負。入れられたボールの数は、ほぼ互角でした。その後、籠を背負う担当をボランティア大学生にバトンタッチ。最初は俊敏に逃げ回っていた学生も、慣れないビーチに足がとられ徐々にペースダウン。終了後は肩で息をするほどの疲労感に。はだしで砂の上を走った時間はたったの3分ですが、足は棒のようになり、小鹿のような足取りになってしまいます。
最後の競技種目は『ビーチリレー・台風の目』。 4名を一組として、全員が一本の長い棒を持ち定められたコースを走ります。そしてゴールする前に、待っている列の子ども達の足元に棒をくぐらせ、その棒をジャンプしながら後ろまで行き、そこから棒は頭上を通って先頭まで戻り次走者に繋ぎます。ただ走るだけで勝敗が決まらないこの競技は、チームで息を合わせて協力しなければならないため、初めて会う同士でも一丸となって戦う事ができます。競技後はみんなで手をたたき合いながら笑顔で勝利を喜んでいました。
運動会の締めくくりは、大人気の『宝探し』。 スタートの掛け声とともに海辺に埋まっているボールを一斉に掘り起こし、そのボールに書かれた番号によって賞品がもらえます。思いっきり砂を掘ることができる良い機会。子どもたちは砂まみれになりましたが、一日の疲れもまったく見えない良い表情でした。
表彰式では、最後の『台風の目』によって紅組が大逆転の優勝を収め大喜びの反面、悔しがる白組の顔もありましたが、勝敗の厳しさと全ての競技に燃えた瞬間は、体に染みついた事と思います。
今回は、山っ子浜っ子が交流し、海辺の気持ちよさを体感することと、協調性を育み感動を共にできる環境を作る事がコンセプトであるイベントでした。はだしになり開放的になることで、気持ちも穏やかに視野も広くなるため、青少年育成に優れた場所であることも実感いたしました。海辺を持つ地域では、海水浴以外での海辺通年活用の一例として、このような町中で恒例となっているイベントを誘致することで、今までとは違う楽しさや集いの場として地域活性に繋がる事と思います。 |

道路に並ぶのぼり
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設営前のビーチクリーン |

設営 |

開会宣言
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ビーチクリーン |

たくさん拾って
ビーチがきれいになりました |

ビーチバレー体験会 |

レシーブ練習 |

大人子ども混合でビーチバレー |

ビーサン跳ばし |

どこまで遠くに跳ばせるか!? |

ビーチフラッグス |

みんな笑顔で楽しそう
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式典 阿字ヶ浦・磯崎里浜実行委員会
会長 黒澤 一様 |

ひたちなか市長 本間 源基様
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国土交通副大臣 梶山 弘志様
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地元の方々と集合写真 |

チアダンス |

ステージイベント 吹奏楽
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全国はだしキャラバン |

「はだし写真」を投稿するお父さん |

ビーチ運動会前のスタッフミーティング
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ビーチ運動会開会式 |

大きな声で「えいえいおーーっ!」 |

ビーチ綱引き
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力を合わせながら引っ張ります |

ビーチドッヂボール |

とっても勇ましい瞬間
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ビーチ追いかけ玉入れ |

すごい勢いでボールを取りに行きます |

台風の目
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接戦が続きました |

逆転勝利で朝日率いる紅組の勝ち! |

参加した子ども達・保護者の方たちと
記念撮影
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