とにかく、無我夢中で練習した。 指先の皮はめくれ、手には真っ赤なマメができた。女房には「あなた、もうそんな歳じゃないでしょ。」と言われ、 それでも、とにかく無我夢中で練習した。 きっとこの歳になって、これだけ何かに夢中になれる自分がうれしかったのかも知れない。 スポットライトは少し暑かったが、ドラムの乾いたスティックの音を聞いた途端、我々は遠いあの頃、“青春”と呼ばれるあの頃へと旅発った。 ステージを降りて、ただのおじさんに戻った私に嫌々やってきたはずの息子が目を合わせずに照れくさそうに一言だけ言った。 「・・・おやじ、かっこよかったじゃん。」
日本におけるビートルズの聖地 「六本木キャヴァンクラブ」で演奏できる!
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